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第193話

「あははっ、そんな大袈裟なもんじゃないですよ。 ただのシェフですから。 それに、こいつのただのダンナです。」 「あっ、あっ、失礼しました。 あまりにうれしくて… 俺は瑞季のパートナーの西條 日向(ひなた)です。 大成(おおなり)商事の営業やってます。 高校の時から付き合って、先日結婚を機に、瑞季は俺の親の養子に入って、法的に兄弟になりました。 後で式場のこととか、詳しくお話ししますね。 どうぞよろしくお願い致します。」 「僕は、西條 瑞季です。 相沢君とは隣の部署で、事情を知ってる片岡課長は元上司になります。 こうやって話せる場にお招きいただきありがとうございます。 今後ともよろしくお願い致します。」 「俺は相沢智です。 西條君とは同じ会社で、片岡課長の紹介で仲良くさせていただいてます。 こっちは凛。5歳です。俺の弟の守と翔の妹の瞳さんの忘れ形見で、養子縁組で俺の長女として迎えました。 以後お見知り置きを。どうぞよろしくお願い致します! 今日は、翔の料理を存分に楽しんで下さい。」 「りんです!なかよくしてください。」 自己紹介を終え、和やかに晩餐が再開した。

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