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第199話

「攻め側って、どうして強引なのかな。」 「それ、俺のこと言ってる?」 「ふん、当たり前じゃんか。」 ふっと笑いながら翔の顔が近付いて、ちゅっと唇にキスされた。 「ばかっ、西條さん達いるんだぞっ!いつ戻ってくるかわからないじゃないかっ! TPO(わきま)えろよっ!」 「そんなこと言ったって、先に抱きついてきたのお前じゃん。」 うっ、反論できない… 「あれは…その…っ、…なんか掴むものが欲しかっただけだよっ!」 「ふーん。掴むモノならここにもちゃーんと立派な棒があるぜ。」 ちょいちょいと自分の下半身を指差してニヤリと笑う。 「あーーっ、もう。下ネタ禁止っ!」 バシバシ叩こうとする俺からヒョイっと身軽に避けた翔は、飲む準備をしにキッチンへ逃げていった。

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