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第232話
ああ、この人達ならなんでも相談できると確信した。
翔を見ると、彼もそう思ったのだろう、ふっと笑って頷いてから、真っ直ぐオーナーご夫夫を見ると、
「私達も、人生を共に歩む約束をしたパートナーです。
この子は、妹の忘れ形見ですが、私達の子供として育てています。
指輪の交換はしましたが、やはり厳粛な場で誓いを立てたい というか…普通ではないけれど神様に認めてもらいたいというほうが強いのかな…
絆をもっと強くするために…何があっても、こいつらが迷わないように…
こちらで私達のようなカップルを受け入れて下さるとお聞きしてご相談にきました。
招待客はなく、私達三人での式にしたいんです。」
じっと翔の話を聞いていた隼人さんはにっこりと微笑んで
「ステキなお式にしましょうね。
いえ、我々が責任を持ってそうさせていただきますし、必ずそうなります。
具体的な話の前に、チャペルをご覧になりませんか?
実際にご覧いただいたほうがイメージが作りやすいです。」
遥さんが、凛ちゃんおいで とエスコートしてくれる。
その後を俺達もついていく。
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