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第233話

「こちらがチャペルです。今 照明を点けますね。」 ギィーっと扉が開いて… 夕闇に移る寸前の淡い紫色の光が入り込んで、上部のステンドグラスから、丁度祭壇の真ん中を照らしている。 思わず声が出てしまった。 「うわぁ、綺麗!!」 それに気付いた遥さんが 「隼人、照明ちょっと待って!」 と、止めてくれた。 翔がそっと肩を抱いてきた。 「ここで…お前と…永遠の愛を誓えるんだな…」 俺は翔の身体にもたれかかり、しばらくその光に見とれていた。 「ねー、しょう、さとし、でんきつけてもらってー」 凛の声にハッとして、遥さんにお願いする。 遥さんの合図で、チャペル全体の照明が点いた。 「「「うわあっ」」」

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