235 / 516

第235話

「ここで…俺達、式を挙げれるんですね… 本当に…嬉しいです。 智…よかったな。」 俺はもう胸が一杯になって、こくこくと頷くだけしかできなかった。 「では、控室と衣装もご覧になりますか? 凛ちゃん用のドレスも沢山あるよ!」 遥さんの『ドレス』に凛が反応した。 「どれす?りん、みたいっ! ねぇ、しょう、さとし、いこう!」 俺達の手をぐいぐい引っ張っる凛に急かされて、後ろ髪を引かれる思いでチャペルを後にした。

ともだちにシェアしよう!