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第244話

「智…お前の口ん中から『愛してる』って伝わってくる。 うれしい…すっげぇうれしい。もう、泣きそう。」 伝わった!? 俺の思ってること、わかってくれた! 上目遣いで翔を見ると、うれしそうに微笑んでいた。 「なあ、もう我慢できない。出していい?」 俺はこくこくと頷くと、そのスピードを速めた。 もうすぐ、もうすぐあの熱い液体に犯される… 決して美味しいとは言えないあの白濁に…でも愛おしい伴侶のものなら、そんなこと厭わない… 翔は俺の頭を両手で抑え、ガンガン突き始めた。 俺は えずきそうになりながらも、ポロポロ零れる涙を拭うのも忘れて、翔のものが口から離れないように必死で吸い付いていた。 そして… うっ という声と一緒に、熱いものが口の中一杯に広がり、次から次へと溢れ出す粘つくそれを 一生懸命飲み下した。 最後の一滴まで飲んで、翔の竿に流れ出たそれも綺麗に舐め上げ、半ば放心状態で床に座り込んでしまった。 俺の息も上がっている。 翔は俺を抱きかかえてベッドへ横たえると、涙を拭いて、そっと抱きしめた。 「めちゃくちゃ気持ち良かった。ありがとう、智。 無理させたな… ワガママ言ってごめん。お前は、やっぱり最高の嫁だよ。」

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