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第256話

甘痒い痛みが治まると、そのまま舌先が肌を滑り、ツンと尖って自己主張する突起を舐め始めた。 はあっっ 生き物のような舌先は、的確に俺の感じるところを責めてくる。 舌で転がされたり、しゃぶられたり、小さな穴を突かれたり… 翔の右手が下りてきて、茂みをさわさわと弄び、すぐさま形を成している竿を撫で始めた。 と同時に左手は迷うことなく反対の胸の尖りに辿り着き、くにゅくにゅといたぶられる。 「くぅっ…翔…」 翔に右手で撫でられているところは、もう先走りでびしょ濡れになり、ぐちゅぐちゅと いやらしい音を立てていた。 我慢できずに潤んだ目で翔を見上げると、わかったとばかりに上下に擦り上げるスピードが早くなり、俺は呆気なく白濁の液を噴き出してしまった。 翔は、はぁはぁと息を荒げる俺の頭をそっと撫でると、濡れた指を後孔につぷりと差し込み、すぐにコリコリとした部分を探し当てた。 「ああっ、翔!そこはっ…はあっん」 びくびくと痙攣を起こしそうな強い快感が押し寄せ、腰が唸る。 執拗にそこを弄られて、俺は思わず口走っていた。 「ああっ、翔、早く、早く翔のをちょうだいっ! 挿れて…早く……欲しい…」

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