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*第278話
俺は晃星を焦らしに焦らして、ゆるゆると舌先だけでその愛らしい窄まりを愛撫した。
時折我慢できなくなった晃星の甘い声が漏れる。
俺自身ももどかしくて腰が揺れる。
まさか他人のケツの穴を舐めるなんてノンケの頃は想像したこともなかったが、心底惚れた相手なら何でもできる、何でもしてやりたいのだと確信した。
もっと舐めたい、挿れたい、啼かせたい…支配欲が頭を侵食していく。
用意していたローションを素早く取り出すと、指に馴染ませて、晃星の蕾に差し込んだ。
ちゅぷっ と音を立てて、ずぶずぶと指が飲み込まれていった。
これなら二本は軽く入る…
指に食いつくように襞が絡みついて離れない。
はぁっ…と艶かしい声を出し、晃星が身悶える。
その仕草にそそられて、俺はその指である一点を探す。
ぐりっと当たった瞬間、晃星が一際高い声を上げた。
ここだな…
傷つけないように優しくつついたり、撫でたりしてやると、晃星は甘い声を更に甘く、蕩けるような声で啼く。
一度出したせいで萎えかけた屹立は、俺の愛撫で再び頭を持ち上げて、ふるふると揺れていた。
「晃星…俺、お前のことが好きだ。愛している。
俺を…受け入れてくれ…」
俺の懇願を晃星は喘ぎながら聞いていたが、途切れ途切れの声で答えた。
「ああっ…悠真っ…俺…俺もお前のこと…愛してしまった…
もう、後戻りできない…
いいのか?…本当に…俺で…」
俺は一気に指を抜くと、ヒクつく蕾に猛り狂った俺自身を突き立てた。
くぷり
ぐちゅぐちゅと音を立てながら、突き進めていくと俺を迎える襞が纏わりつき締め付け、なかなか入っていかない。
抽挿を繰り返し、少しずつ少しずつ晃星の中を犯していく。
一番太いところがすり抜けて、腰を揺らすと根元まで届いた。
大きく息を吐く晃星に、
「これが俺の答えだ。晃星、一生離れないし、離さない。愛してるよ。」
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