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*第279話

もっと深くへ… 晃星のお腹を撫で 「ここに俺のが入ってる… 俺はお前と二人で生きていきたいんだ。 愛してる…愛してるよ、晃星。」 腰を掴み、ギリギリまで引き出しては突き入れる。 スライドは大きくなり、それとともに晃星の喘ぎ声は甘く、艶やかに部屋に満ちていった。 シーツを掴む指は力なく滑り、ほんのりと赤く色付いた白い肌には汗が浮かんでいる。 組み敷かれた晃星は、(あらが)うことなく俺に身を任せ、快楽の海に漂っていた。 抽挿のスピードは増していき、二匹の獣と化した俺達は、ただひたすらにお互いが与え合う快感を求めて、身体を重ね合った。 晃星の中の奥の奥までねじ込んだ俺は、今にも爆ぜそうな楔を打ち付け、そして…暖かな体内へ白濁の液を放出した。 「お前だけ…お前しかいらない。 晃星、愛してる。」 半分意識が飛んでるような晃星に耳元でささやいて、何度もキスを繰り返す。 「…ゆう…ま……あいして…る…」 ふわりと笑って晃星が気を失った。 「晃星?晃星?大丈夫か?」 慌てて俺自身を引き抜き、冷蔵庫から水のペットボトルを取り出してくると口移しで飲ませた。 こくっこくっ まもなく晃星が目を開けた。 「晃星、大丈夫か?俺がわかるか?」

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