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*第281話
俺は晃星を抱き締めたまま、耳元でささやく。
「晃星…挿れないから…触って…」
左手をそっと握ると一瞬振り解こうとしたが、大した抵抗もしない。
それに気を良くして、俺自身に添わせると
「うそ、デカい…こんなの…入ってたのか…」
ちらりと視線を俺自身に這わせ、驚いたように手を引き、逃げ出そうとした晃星を懐にしっかりと抱きしめて、滾ったそれを太腿にぐりぐりと擦り付ける。
「あっ、ばかっ、もう止めろっ!
身体中痛くってもう、無理だって!
それ以上するなら、付き合うの止めるぞ!!」
最後の台詞が効いた…。
「嫌だ。やっと想いを遂げたのに…」
どうやら俺は泣いていたみたいだ。
俺の頬に指を滑らせ涙を拭き取った晃星は
「泣くなよ、ばか…わかったよ、わかったって。
…挿れるのはなし。手でイかしてやる。」
そう言うと晃星は、俺自身にそっと触れてきた。
暖かな手の平で撫でられて、また大きくなった。
「うわっ、このワガママ息子。」
ローションをたっぷり手に取ると両手で温め、上下に擦り出した。
あっ、気持ちイイ…
俺はふっふっと荒い息を吐き出し、俺のものを一生懸命愛撫してくれる晃星をじっと見る。
愛おしい、愛お しくて堪らない…沸々とそんな想いが溢れて止まらない。
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