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*第282話

上目遣いで見つめる晃星がふっと笑った。 「悠真…愛してるよ…」 デレMAX!! 愛おしい恋人の、あり得ない『デレ』発動っ! マジ? もう、堪らない。 押さえつけたい、跨りたい、挿れて啼かしたい、全身舐め回したい、deep kissしまくりたい… そして、あのかわいい喘ぎ声を聞きたい… でも、今、それを一つでもヤったら、完全決裂で別れがやってくる… 別れるのは嫌だ…せっかく両思いになったのに。 でも、ヤりたい… うーー、晃星、壮絶エロ過ぎる。 それに、なんだ? すっげぇ、うますぎるじゃないか。 うっ、ヤバい、イきそう… 煩悩と闘いつつ、晃星の巧みな手技に俺の下半身は熱を帯び、呆気なく白濁の液を その綺麗な手に吐き出した。 「ふうっ…これで落ち着いただろ? なあ、露天風呂行かないか?」 えっ、お風呂のお誘い?勿論! こくこくと人形のように頷き、ぱぁーっとうれしそうな顔に変わった俺の鼻を摘んで、晃星が面白そうに笑った。 「くっくっくっ…お前、ヘタレなのか男前なのか、よくわからない。 ほら行くぞ。」 そうだ…さっき俺があいつの中に吐き出した欲望の証を掻き出してやらないと… あんな体制にして指を入れて…こんな台詞で虐めながら… あれこれ妄想が膨らんで… 俺はにやける顔を気取られないように、慌ててその後を追った。

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