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第337話
その夜の峰家では…(秋山視点)
「…おいっ、何 暴露大会やってんだよっ!
バカ悠真っ!
恥ずかしいじゃねーか。なんでアイツらに何でもかんでも、くっちゃべってバラすんだよっ!」
「そんなぁ…何でもかんでも言ってないってば。」
「じゃあ、何話してたのか言ってみろよっ。」
「…んー…どうやって告白したのか…とか、お前がどうやって受け入れてくれたのか…とか、
お前のかわいいとことか、うぶっ」
俺の右ストレートが、悠真の腹にクリーンヒットした。
うげっ、ごほっ 痛いよぉ
「だーかーらー
そうやって全部バラしてんじゃんか。
なんでそうやってプライベートなことベラベラベラベラ話すんだよー。
…もう、いいや。
お前がそんなに口の軽い奴だとは思わなかったよ。
もう、いい。別れよう。」
「ええっ???ちょっと待ってよ、晃星!
なんで、そう話が飛躍すんの?
ごめんって。うれしくって つい調子に乗っちゃって…
話したのは悪かったよ。
でも、アイツら二人とも他言しないし、口の固い奴らだからさ」
「口の軽い固いの問題じゃないだろっ!
俺は、個人的なことを他人に喋るお前が嫌なの!
なんでそんな小っ恥ずかしいこと他人様に教えなきゃいけねーんだよっ!
俺、帰るわ。明日っから、話しかけんな。
じゃあな」
「晃星、待てって。もう言わないから…行かないでよぉ…帰らないでくれ…
こんなことで別れるなんて嫌だーーー」
後ろから がしっとしがみつき、わんわん声を上げて悠真がマジ泣きしている。
「あー、鬱陶しい。離せよ。」
「嫌だー!離したらもう俺達終わりじゃんかー!
絶対に帰さない!」
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