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第362話

「…ん?金曜日…んっ、そうかっ、そうだなっ! じゃあ、今日は一個だけか…えー、どこにしようかなぁ…」 瑞季君、ホントだよ。これ、効果抜群! チョロいな、翔。 でも、金曜日に啼かされちゃうかも…ヤバい。 明日瑞季君に逃げ道聞いとこう。 「決ーめたっ!くくっ、ココにする!」 翔が思い切り吸い付いてきたのは…足の付け根に近い左の太腿の内側。 「痛っ…翔…なんかマニアックな…なんかエッチ…」 「いいじゃん!とりあえずココ…な! んー。イヤらしくていいな。勃起して雫垂れたまま、片膝立ててアソコが見えそうで見えないチラリズム…」 バシッ 「いってぇーーー!智、何で殴るんだよぉ!」 「変な解説すんな!ばかっ!スケベ!」 ぷぅっと膨れて横を向いた俺を宥めるように、翔が後ろから抱き留めて、ごめんごめんと髪を撫でてくる。 尾てい骨に翔の固く熱いモノがぴったりと密着していた。 「なぁ、智…ちょっとココさ、何とかしようよ… ちょっとだけ…な?」 手が滑り下りてきたかと思うと、濡れそぼった俺自身をやわっと握られた。 びくんと身体が跳ね、あんっ と甘い声が溢れる。 しまったと口を押さえた時にはもう遅かった。

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