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第444話

一際深く突かれた瞬間、堰き止められていた手が外され、目の前にいくつもの星が飛び、白い液体があちこちに飛び散った。 はあはあと息を切らし、焦点の合わない目で翔を追いかける。 愛おしげな目に捕らえられ、幸せの絶頂のまま、もうこのまま死んでもいいとさえ思える。 ばくばくする心臓は少しずつ大人しくなり、目の前の美しい獣は俺の中にその大きな昂りを納めたまま…動かない。 俺の中でびくびくと脈打つそれの存在感がハンパない。 「智…大丈夫か?キツければ…抜くけど…」 「…イヤだ。抜かないで…翔を感じていたい。 中に…俺の中に…全部出して…」 翔は、チッと舌打ちをすると、半分抜き出した自分のものと、ヒクつく蕾にローションを垂らして、またゆるゆると浅く動き出した。 ぬちゅぬちゅといやらしい水音が俺達を煽る。 出入口だけの刺激では物足りない。さっきみたいに、奥まで…奥の奥まで犯してほしい。 堪らず翔のものを掴み、全部飲み込もうとするが、ローションで滑って上手く入らない。夢中で腰を動かして奥へと誘導する。 「智?」 俺の動きに驚いた翔が一瞬その動きを止めたが、切羽詰まったような俺の顔を見て悟ったのか、ふわっと笑うと、ずんっと奥まで突き入れた。 「ああっ!!」 背中が弓なりに反り返る。全身に電気が走り、ぴくぴくと痙攣を起こしたような感覚に襲われた…気持ちいい…意識が飛びそう… 飛びそうになる意識を無理矢理引き戻して、愛する男の灼熱の塊を体内に閉じ込め、襞の一本一本で絡めとった。 すっかり彼の形に馴染んだ俺のナカは、その塊にキスをするように吸い付いて離さない。

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