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第454話
それにしても、なんて心地いいんだろう。
安心感?平穏?安らぎ?
そういうのを全部引っくるめたものに大きく包まれてる感じ。
柔らかな羽根にふわりと身を任せる感覚がする。
…お腹に当たる翔のモノは相変わらずカチカチで…
同じ男だから、辛いのは…すごく…わかる。
…ごめん、翔…辛いよね、でも俺のために必死で我慢してる…布越しに伝わる熱が半端なく熱い。
俺は意を決して布団を跳ね除けベッドの上に座った。
「?智?どうした?」
訝しげに半身を起こした翔を見ながら、しゅるりと帯を解いた。
一瞬翔が息を飲むのがわかったが、構わずゆっくりと片袖ずつその肌を晒していった。
ごくんと唾液を飲み込む音が聞こえ、俺は翔を見据えると
「翔…してあげる。でも、淹れるのはダメ。俺に絶対手を出さないで。それでもいい?」
翔は信じられないと言いたげに俺を見つめたまま、こくこくと声を出さずに頷いた。
俺は妖艶に微笑むと翔の肩を押して寝かせ、嵩を増し反り返る見事な翔自身に手を伸ばした。
両手で包み込むとまたぴくんと一段と大きくなった。
愛おしげにそろそろと上下に擦ると、
「うっ、智ぃ…んっ」
翔の甘い声が口から漏れる。
切っ先にキスを一つ落とすと、ローションを両手に取り、温めると緩急をつけて擦り始めた。
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