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第494話
翔は俺をいたぶりながら
「智…イイ子だから、もう少し…我慢して。もっと、もっと気持ちよくしてあげるから。
ほら…お前のココも、俺を待ちわびてるよ。」
翔の指がヒクつく蕾の入り口を突く。
「ひゃあん!」
あられもない声を上げて、総毛が逆立った。
ふるふる震える俺の膝を割って折り曲げると、迷うことなくそこへ舌を這わせた。
見られるのも触られるのも、未だ慣れないその場所を舐められ悶絶しそうだった。
膝を閉じようとするのを阻止され、指でこじ開けられていく。
俺の心と相反し、蕾は誘い込むように収縮して、中へ中へと翔の指を恥じらいながら受け入れていく。
蠢く襞は翔の指を逃さぬようにねっとりと包み込み、その形になっている。
「あぁ…俺を咥え込んで…飲み込んでいくよ。
……ココか?」
「いやぁっ!そこっ…ダメだっ!!」
前立腺の裏。そこを触られたら腰が砕けるくらいの快感が走る。
びくびくと痙攣する俺の身体を愛おしそうに撫で摩る翔は、キスをしながらなおもその場所を責め立てる。
押されて擦られ撫でられ、指一本で陵辱の限りを尽くされる。
涙が溢れて頬を伝い、それでもなお快感に身を委ねて腰を振り獣のように乱れている 。
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