翔は微妙な角度を付けては、コリコリした部分を擦り上げ、それがまた抜群にヨクて、翔の動きに合わせて自分の腰が勝手に揺れる。 ゆっくり抜いては勢いをつけて差し戻し、パンパンという乾いた音が響いて、その音でまた恥ずかしさが倍増して全身真っ赤になっていく。 次第に早くなる抽挿に耐えきれず、枕を掴み力が入って縮こまっていく身体を宥めるように、翔に頭や頬を撫でられて、うっとりとため息を零す。 「…色っぽい…智、愛してる…もっと乱れて…俺を受け入れろ」 低音のセクシーボイスでささやかれ、電流を流されたようにびくびくと痙攣が止まらない。 声と直接的な身体の交わりで、俺の身体が最高潮に感じている。 ダメだ… 快楽という名の揺蕩う波に揺られ、翻弄され、ないはずの子宮がきゅんきゅん疼いて、そこから全身へ広がっていく。 目の前に白い火花が散り、息をするのもしんどくて、これ以上の快感を与えられたら、二度と意識が戻らないような、不思議な感覚に囚われていた。 イくっ！ …再び吐き出したはずなのに、射精感がずっと続いて終わらない。 まさか、これは…ドライ？ ただただ、その絶頂感に溺れ、身体がぴくぴくと震えて、咥え込んだ翔を無意識に絶妙な力で締め付ける。 俺の異変に気付いた翔は 「智？イってるのか？…あぁ、ドライでイったのか…イイ子だな、お前。 もう本当に…かわいくてかわいくて…絶対に離さない。」 そう言うと一層大きくなった楔を数回打ち付け、俺の中で…果てた。 びゅくびゅくと熱い液体が身体の奥に注がれている。お腹の中に溜まっていくのと同時に、心も更に満たされていく。 あぁ、この男に愛されているのだと。 熱い楔はその大きさも硬さも未だ萎えていない。 すっかり出し切った翔が、名残惜しげに俺の中から出て行こうとするのを止めた。 「翔、イヤだ。抜かないで。もっと、もっと愛して…」 「智…いいのか？」 俺は潤む目で見つめ返し、返事の代わりに両足を翔の腰に巻き付けた。むくむくと俺の中の楔が大きくなり、俺達は何度も何度も抱き合った。