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第504話

翔の欲を感じて、ぞくぞくっと身体に鳥肌が立ち、自分の前もキツくなってジーンズを押し上げていた。 膨張したソレをさわさわと布越しに触られ、思わず逃げた腰を両側から掴まれて、今から始まる交わりを期待して身震いする。 はぁっ と声にならない甘い吐息を吐き出せば、すかさず唇を塞がれ、口内をいたぶられる。 舌同士を絡ませて吸い付き出しては入れ、入れては出し、口だけでセックスしているようだった。 口元から零れ落ちる唾液は喉元を伝いシャツの襟元を濡らしている。 シャツのボタンを外す指先の動きがもどかしくて、早く早くと焦る気持ちが伝わったのか、翔はシャツの真ん中を持つと左右へ一気に引き千切った。 ボタンが二、三個ぶちっと弾けて飛んで落ち、床に当たる音が響いた。 露わになった胸の尖りを手の平で撫で摩られ、ぐにぐにと潰れる粒から電流が走る。 耐えきれぬ快感に身を捩り翔の頭を掴んで、口から漏れる喘ぎ声は絶え間なく続いている。 突然立ったまま、翔にジーンズごと下着を引き下ろされ、既に濡れそぼっている俺自身がぶるんと飛び出した。 ひくひくと上下に動くそれは、翔の愛撫を待ちわびていた。 胸の粒を弄りながら、飛び出した先端を咥えて舌を這わされて、悶える俺を翔は下から満足気に見上げていた。 「あっ…翔っ、強い、はぁっ…そこいやっ…あぁ」

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