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第505話

自然と腰が揺れ、俺自身を翔の口の中に突き入れて擦り付けては、快楽を拾い集めていく。 「あっ、翔…離してっ!…イくっ!」 翔の頭を押しやって俺自身から離そうとするのに、逆に噛み付くように吸い付かれて、翔の巧みな口淫で、俺は白濁の愛液を呆気ないほどあっという間に、口内に吐き出してしまった。 それをゴクリと飲み干し、残りの愛液を抉り出すように先端の穴に舌先を入れ、しばらく舐めた後、やっと唇を離してくれた。 びくびくと痙攣が止まらない俺は、もう立っていられなくなって翔に縋り付くと、すかさず横抱きにされてベッドへと連れて行かれた。 ぴんと張ったシーツの上にそっと下ろされて、二人分の体重がかかったスプリングがぎしりと撓む。 はだけたシャツから淫猥な赤い粒が見え隠れするのが見え、羞恥のあまりにシャツの前を合わせて隠すと、やんわりと手を解かれて片袖ずつ脱がされた。 俺だけ生まれたままの姿になっていて、全身にカッと熱が回ると同時に心臓の鼓動が激しくなる。 翔の視線が熱い。 瞳の奥に欲情の炎を灯し、黙って俺を見続ける翔。 ふるふると震えながらその視線に耐える俺。 翔がやっと口を開いた。 「…キレイだ。何度見ても、何度触って抱いても。こんなに美しいお前が一生俺のものだなんて。

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