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第509話

治まりつかない快楽の波が次々と訪れて、身体を揺らしていく。 翔から与えられる快感に翻弄され流されて、自分が自分でなくなっていく。 ただ言葉を持たない獣のように声を上げ、身体をくねらせて身悶えする俺を翔は愛おしそうに見つめながら、腰を打ち続けた。 やがて、一際大きなスライドでギリギリまで抜かれると、次の瞬間最奥まで貫かれ、半分透明になった愛液が俺の先端から放物線を描いて翔の胸まで飛んだ。 「あぁーーーーーっ!!」 ドクンドクンと俺の中にも翔の熱い愛液が放たれた。最後の一滴まで吐き出すと、何度か腰を振り、ぐちゅぐちゅと掻き混ぜられて恥ずかしさの極限まできていたが、もう、反撃する気力も体力も残っていない。 俺は、翔にされるがまま弄られ、出したものを掻き出され、丁寧に身体中を熱いタオルで拭き取られ、その間もぐったりと横たわっていた。 意識があるのに目が開かない。 俺の瞼に何度もキスをする翔を感じながら、そのまま眠りについた。 目覚めると…キッチンから翔と凛の声がする。 あぁ、そうだ。入籍した後、翔を煽ってそのまま… 凛のお迎えも行ってくれたのか。 マズい。シャワー浴びて来なければ。 ふと身体を見ると、あちこちに赤い花が咲いている。寝てる間にやられた…

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