514 / 516
番外編:バレンタイン・キッス⑥
翔は俺の胸の粒の周りに、ちょんちょん とクリームを絞り出し、既に硬くなっている粒の上にイチゴを乗せた。
「んっ…翔っ!ばかっ!止めろって!」
冷たくてぬるっとした感触に、ぶるっと身震いした。
と同時に甘い匂いが鼻を擽る。
ふふっと不敵な微笑みを零した翔は、イチゴとクリームごと赤い粒にしゃぶりついた。
「んんんっ!んやっ!」
「今度は…ここっ!」
半勃ちになった俺自身に、丁寧に見事なデコレーションを披露し始めた。
熱く滾る俺自身に冷たいクリームが乗せられていくが、その熱でクリームが少しずつ溶け始める。
とろり
溶け落ちるクリームが下生えに溜まっていく。
「あっ…止めてってばぁ…翔、やだぁ…」
翔の舌がその溶けたクリームを追いかけて、俺の竿の根元をぺろぺろと舐めた。
「ひゃあっ」
変な声出た…擽ったい。ばか。こんなベタなことするかっ?
思わず身を捩って翔を睨みつける。
翔は俺の非難の視線を物ともせずクリームのついたところを全て舐めきると、今度は立派に育った自分自身を片手に持ち、器用にクリームを絞り飾り始めた。
え?何やってんの?おい…まさかと思うけど、それを俺に食わせる気か?
最後に切っ先にイチゴをちょんと飾って
「はい、完成っ!さあ、智、召し上がれ。」
ともだちにシェアしよう!