515 / 516

番外編:バレンタイン・キッス⑦

目の前のイチゴが上下に揺れている。 翔とこういう関係になってから…『その手』のサイトや『瑞季せんせー』から、イロイロとご指導を仰いで知識は満載なのだが…知ってるよ?クリームエッチ。でもまさか自分が実際にしてしまうなんて。 バカだなぁ。ホントにこんなことするなんて。呆れてモノが言えない。 軽く睨め付けると、不安そうな顔でじっと見つめてくる。 もう…わかったよ。その顔、弱いんだって。そんな顔されたら何でも許してしまうんだよ。 俺が翔を手玉に取るように、翔も俺の懐柔法をしっかりと熟知しているのだ。 わかってやってるんだから…タチが悪い。 あぁ、もう…お前からのプレゼントだろ? 意を決してパクリとイチゴを口に含んだ。 しゃくりと噛むと甘い果汁が喉を潤していく。 期待する翔の視線を感じながら、クリームごと肉棒にしゃぶりついた。 甘い… 口の周りも、顎も胸元も垂れ落ちたクリームでベタベタだ。 それでも翔が喜んでくれるなら…もうこうなったら口でイかせてやる。 妙な責任感に囚われて、俺は夢中で『翔のケーキ』に舌を這わせた。 舌先を尖らせて裏筋を辿り、ぐるりとカリ首を一周すると、もうそれだけで青筋を立ててビクビク反応している。 いつもと違うプレイに翔も興奮してる。 あ…また大きくなった…

ともだちにシェアしよう!