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秋の日の夜に 3
「ただいま」
最初に帰ってきたのはかなさんだった
二人の父でもあり母でもある。保健室の先生をしている。
かなさんも美人さん。
かえではどっちかと言うとかなさんに似てる
「いらっしゃい。ひな」
「こんにちは!」
「さっき相馬くんから連絡あって急な仕事で帰れなくなったから今日はここに泊まってって」
「やったぁ!!」
「やったぁ!!って…それ聞いたら相馬くんも朝陽くんも寂しくなっちゃうよ」
「あははっ!!嬉しくて」
「ご飯用意するから待っててね。おそらくもう少しでさくらも遥も帰ってくる。どうする?先にお風呂入っちゃう?」
「うん!かーえーでー!一緒に入ろ」
「ん~もう少ししたら行くから先に入ってて」
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