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そんなある日 5

星夜side 遥が非常に苦しそうな声で連絡をして来た 「隅田くんどうしたの?」 最近は週末はいつも遥のところにひなは泊まるので俺たちは裸でベッドに横になっていた まぁいつものごとく昼間からずっとやってたんだけど… 「取り敢えず話があるみたいでこれからここに来ます」 「え!!急いで片付けなきゃ」 焦る朝陽さんも可愛い。 ちゅっ…堪らず口付けると頬を染めた もう随分と長く一緒にいるのに朝陽さんは初心なままだ… そうして一時間ほどたった 今目の前で遥が土下座してる 俺たちはそれを茫然と眺めていた 「えっと…待って…待ってね…」 朝陽さんはパニックになってる 「…さくらとかえでのどっちかじゃなくて二人と陽向が付き合ってる…ってことだよね。3人でってことだよね?」 「ごめん!俺たちもまさか3人でとは思ってなくて…付き合っているとしてもさくらかと思ってたんだ…でも…ごめん!!」 「遥…取り敢えず顔上げて。ソファー座って。温かい飲み物でも飲んで落ち着いて?」 「うん…」 その後沈黙…これまで経験したことのない感じに俺も正直パニックだ… 「ふぅ…さて…どうしましょ…朝陽さん…」 「…」 朝陽さんはうんうん唸ってる。さすがの朝陽さんも我が子のこととなるとなかなか判断が鈍るらしい 「はぁ…そういう人…出会ったことはある。今はちゃんと手続きすれば一夫多妻も認められてる。だから…反対するところなんてないんだけど…ん~…ん~…」 「二人ともいい子なの俺たちも知ってるし反対することもないんだけど。遥はどうなの?」 「えっ!?怒んないの!?」 「怒られたかったの?」 「だって…未成年である二人の大事な一人息子に大人であるさくらとかえでが手を出したんだよ?手を出さなきゃ変な方向にいかなかったかもしれない。普通に恋愛して普通に結婚して普通に家族を持てたのかもしれないんだよ?」 「…それはそうだけどさ…でもそれはさくらとかえでもだろ? 陽向が選んだ人だし二人が陽向を選んでくれた。おそらく始めに誘ったのは陽向だと思う。二人は兄だからってきっと色々我慢してくれてたはずなのにその枷をとったのは陽向。逆に俺たちが謝らないとならない。ごめん。遥。二人は将来有望なのに陽向がそれを…ごめん」 お互い謝りっぱなしで埒が開かない。 「…」 「…まぁ…でも世の中にはそういうの否定的な人もいるんだし…取り敢えず3人と話さないと。俺たちは反対はしない。それでいいの?朝陽さん」 「うん…好きになっちゃったんだから仕方がない。隅田くんは?」 「かなとも話したんだけど…3人はお互いがお互いを求めあって誰も引き剥がせないと思う。昔からあいつらは絆が固かったから…ただ…さくらの仕事には大きな影響が出るかもしれないしかえでの教師になるというのはかなり困難になるかもしれない。それを踏まえた上で合同家族会議…かな…」 そうして日を改めて俺たちは集まることになった

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