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そんなある日 28
さくらside
本当はずっと二人に会いたかった…
二人とやり直したかった
あんな言葉は嘘だったよって言いたかった
でも…そんな勇気は俺には無くて…
それなのに二人の方が来てくれた。
二人とも俺よりずっと大人で素直に甘えたいって思えた。
俺の弱いところも全て見せられるって思った。
お客さんには絶対見せられない姿を二人には見せられた
子供みたいに泣きわめく俺を二人はずっと抱き締めてくれて沢山大好きだって言ってくれた…
心に火が灯ったように暖かくて…落ち着いた…
でも…まだやらないとならないことがある。
俺の命を繋ぎ止めてくれたオーナーにもお客さんにも不義理なことはできない…だから…
「まだ帰れない。やるべきことがあるから」
後1年…待ってくれますか?
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