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新たな旅路 6

でも、美陸さんは…顔をにやけさせたままじりじりとこちらに寄ってきた。 あまりにも気持ち悪くて思わず後退る… この人…気持ち悪い…嫌い…彼から距離を取るため足早にその場を立ち去る…なのに… 「なーちゃん!待って!」 ついてきたし…怖い怖い怖い…でもnadesicoの発展に貢献してくれた人だからいつもみたいに投げるわけにもいかない… 只管逃げる…でも…諦める気配はない… 「来ないで下さい!!」 あまりにもしつこいから朝陽さんの大切なパーティーと言うことも忘れていた…つい素になってしまい声を荒らげた…家の外では極力大人しく過ごしてきたのに… この時の僕は余裕がなかった 「来るな!!気持ち悪い!!」 「えぇ!!そんなこと言わないでよぉ!なーちゃん!」 「馴れ馴れしく呼ぶんじゃねぇよ!!てめー!!いい加減にしろよ!!」 ばたん!! 「あ…」

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