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新たな旅路 19

翌朝 隣でまだ寝息をたてる美陸の頭を撫でて朝食の準備をした。 しばらくしたら美陸が起きてきた 「なーちゃーん!おはよー!いい匂いー」 「…やめろ…僕の匂いを嗅ぐな…」 「だってぇ」 「だってじゃねぇ。離れろ。皿とか出してくんない?そこの棚に入ってるから」 二人で一緒に朝食をとり登校する。 「撫子!!おはよー!あれぇ?転校生くんと一緒?…最高の…組み合わせ…かぁわいい」 「可愛い言うな。果林」 「浦部くん。おはようございます」 …だから…お前は誰だよ… 「っ…」 果林が美陸に見詰められ頬を染めた… 「やばっ…何…破壊力凄いんだけど…やばいよね…やば…撫子で耐性ついたと思ってたのに…なんで…撫子は平気なの?…こんな美人さんと一緒なのに…」 「nadesico商品の開発者だから」 「え!!そうなの?」 「えぇ…立野さんにはとてもお世話になっているのです。だから撫子さんとももっと近付きたくて転校してきちゃいました」 「…あのさ…美陸…もうさ普通でいいよ?果林は」 「…でも…」 「大丈夫…」 そういうとふにゃと表情を崩した。 「え??何事?」 「果林くんって呼んでいい?」 「いいよ」 「果林クーン!!仲良くしてねぇ?」 「…」 果林が固まる…そりゃあそうだろう。人形みたいな奴が急に馴れ馴れしくなるんだから。果林にしなだれかかる美陸にため息をつきながら歩みを進める 「…すごいいい…ギャップ…たまんない…」 果林と美陸は良く似てる 多分美陸に初めてあったとき初めての感じがしなかったのは果林と似てるから。 二人とも…アホだ…見かけはかなり綺麗なのに…アホなんだ…

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