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新たな旅路 30

「美陸…好きだよ」 囁きながら美陸と繋がる。薬も抜けているみたいだからこれは僕に感じてくれてる その事実が嬉しくてそれだけで簡単に持っていかれそうになる。 「なーちゃん…好き…好きだよ」 「ん…」 結局あんなにやった後なのにさらにやり過ぎてもう美陸は完全に動けなくなってた 「ごめんね…無理させたね」 「嬉しいよ…大好きななーちゃんに想いが届いた…こんなにたくさん俺を欲してくれた…それがどれだけ幸せか…俺はこれまで好きでもない人たちと無理矢理に体を繋げてきた…快楽に屈した方が楽で散々求めてきた…こんな汚れすぎた俺をこんなに綺麗ななーちゃんが汚くないって言ってくれた…そして…恋人にしてくれた…本当に幸せ者だよね」 美陸の髪を撫でながら何度も繰り返し優しいキスをした 「美陸…離さないから…離れていかないで…」 「うん。俺の方が気持ち大きいからね。自らは離れないよ」 「ありがとう」 抱き合って迎えた朝はとても気持ちよく清々しかった… これからずっと側にいられる… 不思議だね。あんなに苦手だったはずなのに… 美陸の安らかな寝顔を見ながら微笑んだ

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