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新たな旅路 39

「あれ?撫子。不機嫌?」 「おはよ。果林。ちょっと聞いてくれる?」 昨日と今朝のことを話すと果林は爆笑していた 「なにそれ!あははっ!!愛されてんね撫子」 「食べさせられるこっちの身にもなってよ…」 「あぁぁぁ…腹痛ぇ…あ…はよ。みおちゃん」 「かーくん!はよぉ。ちょっとー酷いと思わない?」 「どっちもどっちだろ」 「ちょっとー!「果林!かーくん」」 「んで。食べないで来たの?」 「ううん。作り直した」 「優しいなぁみおちゃんは」 「あぅ…だってぇ…嫌われたくないもん」 「アレンジは作り終えてから別でしたらどう?変えたければ変えるそのままがいいならそのまま。撫子の好きにさせるといい。アレンジなんてしなくてもみおちゃんのご飯は美味しいんだから自信もって。撫子はそのままのみおちゃんが大好きなんだから」 果林の一言でこの日から変なアレンジはなくなりとても美味しいご飯にありつけるようになった でも…たまに不可思議なものが欲しくなるのは秘密…

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