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お月見
それからそれぞれ部屋に戻っていく。俺と美陸はそれを手を繋いだまま見送った
その後は勿論甘い時を過ごした。
「なーちゃん。今日はありがとうね」
「俺も楽しかったからいいよ。美陸が幸せそうに笑ってて俺も幸せだったよ」
「もう…本当に…大好き…ねぇ。これからもずっと一緒に月を見てくれる?」
「勿論」
「よかった。」
「疲れたろ?もう、眠りな」
「ん…おやすみなさい…」
美陸の幸せそうな顔を見つめて俺もそっと目を閉じた。
こうして毎日を共に過ごす…きっとこれからの人生の方が長いから色々あるかもしれない…けれどずっと美陸の隣にいてずっとずっと一緒に月を見上げていられたら…その願いが叶うように…俺ももっと頑張らないとな…
おやすみ…。
fin.
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