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第3話

最初のうちはデザインの方がメインで動いていたのだが、何度かランウェイを歩いているうちに母の友人である人の目に留まり、その人に熱烈なラブコールを受け仕方なく映画に出演したのだが、やってみるととても楽しくてそれからというもの映画だけでなく、テレビドラマや舞台にも出演することが増えた。 従って、顔の露出が増えた俺の周りには媚びを売る者も増えた。 特に女はすごく、露出が増える前から言い寄って来ていた女だけではなく、道行く知らない者でさえも寄って来るようになった。 女の独特な匂いが気持ち悪い。猫なで声が気持ち悪い。上目遣いで見つめて来るのが気持ち悪い。結果、女は無理だという考えに至り男に目覚めたのだった。 中学生になり名前を変え引越しをし、学校も今まで通っていた小学校から遠いところを選んだ。 中学から人除けのため、この姿で学校へ通うことにした。 それからというもの学校はとても過ごしやすい空間となった。 元から1人で黙々と色々こなすのが好きなので人が寄ってこないのは好都合だった。 仕事の関係で修学旅行など泊りがけの行事には参加したことはないので本来の姿を他に知られることはない

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