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第7話

今日から新学期だ。 いつもの格好に身を包む 白いブレザーを羽織るとマンションを出た。 春は好きな季節だ。 いつもの道。ゆっくり歩みを進める。 沿道には桜の花が咲き乱れている。 足元にはタンポポや菫など小さな花たちも待っていましたというように開いていた 学校までは徒歩10分程度。 目の前に格式ある門扉が見えてくる。建物は映画で出てきそうな洋館そのものだ。

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