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第19話

なんで生徒会長様が今目に前にいるんだろう… 「若そうだけどいくつ?」 「19ですよ」 「そっか…」 「あの…初めてなので勝手がわからないので至らない点があれば指摘して下さいね」 「あぁ…ていうか敬語じゃなくていいよ。俺の方が年下だし」 「でも…」 「客のいうことは素直に聞くもんだよ」 「わかった」 頬を染めて小さくうなずく姿に このかわいい生き物はなんだろう…そんなことを不意に思ってしまった。 元々可愛らしいというのはわかっていたが学校で見る華陵院先輩と全く違っていて何かがざわつく 気付けば俺は先輩を押し倒していた。 陵…耳元で囁けば耳まで真っ赤になり その姿が何ともいじらしい… 「ねぇ、付き合ってる人っていないの?」 「いないよ。居たことがない」 「え?本当に?モテそうなのに…」 であるなら神楽坂先輩とは何もないということなのか?それとも仕事上の建前なのか? 「経験はある?」 「…」 「まぁ体に聞けばわかるよね。じゃあいただきます」

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