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第24話

「驚きました?」 「うん」 「嫌になりませんでしたか?」 「逆に安心した。だって片桐くんはいい子だから」 「いい子って…何を根拠に…あ…あの…俺が何で生徒会に入ること頑なに拒否していたかと言うと仕事柄生徒会活動に支障をきたすと思ったからです。仕事とは言え生徒会に顔出さないことがそう何度も続くと幾ら何でも素性がバレかねない。実は過去に色々あってこの姿をバラしたくなかったんです。学校で目立たなければ変な詮索はされないですし、変人扱いされて人が寄ってこないことが好都合でした。拒否し続けていたお陰で神楽坂先輩には完全に嫌われちゃいましたけど…あ…そういえば先輩は神楽坂先輩と付き合っているんじゃなかったですか?」 「違うよ。十夜とはただの幼馴染。ただ恋人に見えるよう振る舞って貰ってた。僕は色々な人に好意を持たれるらしくそれだけならまだしも自宅にまで付いてこられたり変な手紙が入ってたり…ある時は精液入りのボトルを送られたりもあって…まぁ色々されているのを側で見ていて心配してくれた十夜が恋人役を買って出てくれたんだ」 「でも神楽坂先輩はあなたのことを好きだと思いますよ」 「あーそれはないよ。あいつは演技も上手いからね。好きだと見えるよう振る舞ってくれていたんだ。十夜には彼女いるんだ。もうその子と付き合って結構経ってるよ」 「そうなんですか?」 「元は彼女も幼馴染でね」 会話の途中で部屋の電話が鳴った 「はい」 「入金確認できたよ。これからも十分に可愛がってやってね。君が変な扱いをするなら陵は返してもらうからね」 「そうはならない」 「そ。それなら安心だ。その部屋は2人用ね。今後も自由に使って貰っていいから」 キャストを買えばもれなく部屋も付いてくるのがこの店だ。変な話ではあるが。 「これで先輩は俺だけのものですね。変なことしたら承知しませんから」 「僕はしないよ。だって大好きな人だから。でも君はそうじゃないでしょ?」 「確かに俺は花陵院先輩に恋愛感情なんて抱いていませんでした」 「…だよね…」 「ちょ…先輩泣かないで下さいよ。」 「だって…」 ポロポロ涙を流す先輩を抱き締めた。 「でも何か理由なんてわからないけどどうしても他の奴が触れる何て許せないんです」 「…」 「それだけじゃ嫌ですよね?」 「ううん…ほんの少しの間でも一緒に居られるならそれだけでもいい」

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