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第25話

「先輩…さっきの続きしてもいいですか?」 「うん」 再度唇を奪う。何度も繰り返し軽く口付けていく それだけじゃ足りなくて舌で唇を割り開く 先輩の舌を見つけ追いかける。それを慣れないながらも追いかけてくる先輩がいじらしい… 先輩の体は少しずつ熱を持ち甘い吐息が溢れた。 「…はぁ…はぁ…気持ち良い…キスってこんなに気持ち良いんだね…ねぇ…もっとして?…」 「お望み通りに…」 身体中の力が抜け潤んだ瞳で見つめてくるその姿に理性が壊れそうだった。 もっと触りたい…そう思い来ている服を捲り上げる。色白の体に淡い薄紅色の突起を見つける。 綺麗…優しく慈しむようにそこへ触れた。 「あっ…」 目をギュッと閉じ快感に耐える姿もまた唆られる 「先輩…こっち見て」 先輩の潤んだ瞳が見たくてそう声をかけると大きな瞳で俺を見下ろす 「片桐くん…ねぇ…僕は男なのにここがそんなに気持ちいいの…おかしい?」 「おかしく無いです。可愛い過ぎてやばいです。ねぇ先輩。俺の事名前で呼んで下さい」 「え…っと…せいくん」 「はい。朝陽さん」 俺も名前を呼んでやると一気に頰が染まる 「朝陽さん。なんでそんなに可愛いんですか」 可愛い人より男らしい人が好きだったはずなのに朝陽さんだけはどうしようもなく俺をざわつかせた。 「可愛く無っ…あぁ!!」 歯を立ててやると甲高く啼く 「俺が可愛いって言ってるんだから可愛いんです。否定させませんよ」 「せい…くん…」 もっと崩したい… 手で触りながら唇を脇腹へ…軽く触れただけなのに体を捩る。 「あっ…何…」 「朝陽さん。感じやすいんですね」 「あっ…あぁ…」 舐め上げるとまた可愛く啼いてくれた 「朝陽さん。わかります?ここはもうこんなになっちゃってますよ」 中心部は自分の存在を一生懸命主張していた。 「ほら…ここですよ…」 布越しに触れるそこは硬くなり服を湿らせていた

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