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第31話
次に目が覚めたのはもう日が高くなってからだった
「おはよ…せいくん」
「おはようございます。体平気ですか?」
「ん…ちょっと辛いけどでもせいくんと…って思ったら幸せが大きくて…」
うっとりしながら俺を見詰めてくる
「朝陽さん…どっちが良かったですか?」
「どっちも選べないよ…せいくんとだったら何でもしたい…自分がこんなに厭らしい奴なんて知らなかった」
「凄かったですもんね…。あそこまで俺が喘がされるなんて思わなかったです。朝陽さん勘が良すぎです。やられました…」
「あの…せいくんは嫌じゃなかった?俺にされるとき。せいくんは攻めるの専門の人だと思ってたから…」
「嫌ならこんなに声が枯れるまで啼けません…自分は元々両方平気なんですけど今までで一番興奮しましたし気持ち良かったです…」
「良かったぁ…あの…これからも色々な人とやっぱり関係って持っていくよね?…」
「何ですか?ヤキモチですか?」
「ごめん…なさい…。恋人でもないのにこんな…」
「朝陽さん。俺は貴方を買い取ったんだ。料金以上にあなたには頑張ってもらわないとなりませんからもう他は呼びません」
「ほんと?」
「その代わり今後も俺を飽きさせず楽しませて下さいね」
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