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第49話

「でも…それも長くは続かなかった。僕を買ってくれた人はとても忙しい人でね。買われてひと月くらい経った時に海外へ行かないといけなくなったんだ。家には僕と使用人の数名が残された。海外に行った後も毎日のように連絡くれて毎日愛してるって囁いてくれた。あっちの生活が落ち着いたら必ず迎えに来るって約束してくれた。だから信じて待ってた。でもね…結局その約束は果たされなかった。僕ね、残ってた使用人に輪姦されたんだ。ずっとそういう目で見られてたこと気付いてたから気を付けてはいたんだけどね。でもある日、体調を崩してしまって注意力薄れてて、その時に食事に薬入れられてた」 腰を振りながら話す内容はあまりにも辛いものだった。言葉と行動の違和感があり過ぎて戸惑う。笑いながら泣くその顔は胸を締め付けた 「自分の意思とは関係なく熱くなる体は快楽に抗えなかった。代わる代わる上も下も穴という穴を全て犯されて何度もイかされ意識を飛ばしても何度も何度も水を掛けられ目覚めさせられる。自分の意思とは関係なく放たれる僕の欲望は何度も何度も繰り返される。嫌だ嫌だと心では拒否してもただただ苦しいだけ…だったら快楽を受け入れたらいい…そう思ったら楽になった。その日から毎日毎晩繰り返される行為に麻痺していって自分でも浅ましく快楽を求めた…そんな動画を撮られていたのにも気付かずあいつらが満足いくまで求める声を上げて腰を振り続け汚い物を口に含んでいた」 どれだけ辛かっただろう…どれだけ悔しかっただろう…どれだけ惨めだっただろう… 「使用人の中にね僕のご主人様のライバル会社の人が潜り込んでたんだよね。そいつがご主人様に僕が快楽を求めている浅ましいあの動画を送ったんだ…ご主人様はとても繊細な人でとても一途な人で…だからご主人様を壊すのは僕から壊すのが1番手っ取り早かった。何も言わず急に屋敷に戻ってきたご主人様は僕の話も聞いてくれなくてそのままこの家だけくれて追い出された。星夜に約束が果たしてもらえないからって代わりに選んだからバチが当たったのかもしれないけど。だからね。僕も君を壊してあげる。何日も何日も犯してあげる。君が壊れてしまうまで何度だって。それくらいしても僕何も悪くないでしょ?そしてこれを僕がされたみたいに君の愛する人に送って上げてその人も壊すの…ふふっ…素敵でしょ…あははははっ…」 寒気がした。確かに俺は強く責められないかもしれない…でも…ネジが外れたように高笑いをするこいつは…壊れた人形のようだった

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