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第113話

自宅に戻ると朝陽さんは眠っていた。 綺麗な寝顔に思わず見惚れる。 疲れも飛ぶようだった。ゆっくり風呂に入り朝陽さんを起こさないように隣に潜り込むと朝陽さんが身動いだ。起こしてしまったのかと顔を見ればふにゃりと笑みを見せ俺の腕の中に収まると又寝息を立て始めた。 「か…可愛い…」 その可愛い行動に癒され眠りについた。明日は久しぶりに一緒に過ごせる。何をしようかと考えるうちに眠っていた。 朝眼が覚めると朝陽さんはまだ俺の腕に中で気持ちよさそうに眠っていた。その寝顔を見詰め、触れるだけのキスを落とす。飽きもせず寝顔を見詰めていると朝陽さんが目を薄く開いた。 「せいくん…おはよ…」 照れながら笑う朝陽さんはやっぱり可愛くて我慢が出来なくなり起き抜けに抱いた。 「もう…せいくん。がっつき過ぎ…」 「朝陽さんが可愛いのが悪い」 「何それ」 ことが終わりまだ恥ずかしいのか布団から目だけ出しまだ息の上がる朝陽さんは俺を殺しにかかってるんじゃないか…と思った 一緒に風呂に入りもう一度朝陽さんを風呂で抱き…一緒に少し遅めの朝食をとった。 「朝陽さん。初詣行きます?」 「うん!行きたい!」 朝陽さんはあまり行ったことはないと以前話してくれていた。誘うと目を輝かせて頷いた。 「ぶっ…朝陽さん…可愛い…尻尾が見えます…もう…そんなに可愛いとまた抱いちゃいますよ」 「えっ…」 「冗談です。じゃあ片付けたら行きましょうか」 少し残念そうに頷く朝陽さん…やりたかったんだね…帰ってきたら又…1人でニヤついた。 正月だからかまだ人が多くてはぐれそうで朝陽さんの手をギュッと握って歩く。 今日は簡単な変装しかしていないがこんなところにいるなんて思われないからか幸い気付かれることはなかった。 手を繋いで外を歩くことは少ないため朝陽さんはとても嬉しそうで何度もニギニギする。 「嬉しい…外で手を繋げるなんて…」 「…もう…やめて下さい…可愛い死にます…」 朝陽さんの顔がみるみる赤く染まる。もう…ホントこの人は…若干熱を持った中心部から気をそらすために深呼吸した。それを不思議そうに見上げ首を傾げる朝陽さんはもう…本当に困った人だ… 「人混み嫌だった?…」 見当違いな質問を投げかける朝陽さんに気をそらせるどころか痛くなってきた俺の俺に苦笑する ロングコートでよかった… 「朝陽さんが可愛過ぎて俺…元気になっちゃいました…」 耳元で囁くとますます顔を染めた。

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