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第114話
お参りをしておみくじを引く。2人とも大吉だった。朝陽さんはニコニコして財布に中におみくじをしまった
お守りもそれぞれ買い交換する
帰る道すがらお願い事を聞けばまたも可愛く照れたように
「せいくんとずっと一緒にいられますようにって…」
はぁ…可愛い…
「…朝陽さん…お願い事話しちゃうと叶わないって知ってますか?」
意地悪でそういうと途端悲しそうに目を伏せる…
「だって…せいくんが…聞くから…」
はぁ…もうダメ…我慢できなくて道端で深いキスをした
「せいくん…こんなとこで…」
「嫌でした?」
「ぃ…ゃ…じゃない」
「はぁ…可愛い…」
今度は軽く額に口付けた
「朝陽さん。神様にお願いしなくても俺ずっと朝陽さんと一緒にいますからわざわざお願いしないでも良かったのに…」
「…っ」
真っ赤になって言葉を飲み込む朝陽さんはやっぱり可愛い…ていうか可愛いしか出てこないなんて…
自宅に戻る途中見覚えのある影が見えた。あれって…
「こんなところでどうした?家こっちじゃないだろ?」
宮部だった
「え?…僕を知ってるんですか?」
しまった…いつもの格好じゃなかった…
「あぁ…っと…」
「…片桐先輩…?」
「あ…うん…」
いつもとまるで違う俺に戸惑いながらも笑顔を見せた
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