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第117話
そんなやりとりを見て宮部が盛大に笑う
「あはははは…天下の相馬星夜も恋人には形無しですね!」
「うるせぇ…」
「せーいくん…後で覚えておいてね…」
「朝陽さん…目ぇ座ってる…」
それを見て望月はまだ固まっていた。
「嶺ー!おーい!戻ってきてぇー」
「お…おぅ…」
それから望月が作ったというおせち料理を一緒につまみ、正月番組を見ながら4人で話し込んだ。
気付けば日も暮れてきて家を後にする
「先輩。また来てくださいね。2人で」
「今日はありがとう。楽しかったよ」
「俺も先輩達に会えて嬉しかったです」
「嶺くん。今度料理教えてね」
「はい。俺でよければいつでも」
「ありがとう」
「じゃあまたな!」
「はい」
自宅に戻ると朝陽さんは思いっきり俺を抱いた。
「お仕置きだよ」
そう妖艶な笑みを浮かべながら…
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