123 / 690
第123話
あっという間に入学式。時間がたつのが早い。
春からは片桐星を捨て、相馬星夜に戻る。
ということは以前の面倒なことに戻ると言うこと。でも自分のことより今は朝陽さんを守りたかった。
入学式後やはり女に囲まれる。色々な質問をうまくかわしながら朝陽さんがいるであろう場所へ向かう
「せいくん!入学おめでとう」
「ありがとうございます」
飛び込んできた朝陽さんを抱き締める。さっきまで騒いでいた女たちは朝陽さんの綺麗さに目を奪われ黙り込む。
「ごめんね。俺にはこの人が特別だから君たちの希望には答えられないんだ」
顔を赤らめる者もいれば泣き出すものもいる。でも酷い言い方だがどうでもいい。朝陽さんがいればそれで…
側には神楽坂先輩とはるがいた。
新しい生活が始まる
ともだちにシェアしよう!