134 / 690
第134話
「せーいーやーいこー」
約束の時間よりも随分と早くやってきたカイ。
俺と朝陽さんは情事後でお互い服を着ていない…急いで服を着て簡単に片付けドアを開ける
「カイ。声でかい。こんな早く来たってまだ始まってないから」
「おはようございます。カイさん」
「おはよー!朝陽くん。今日も可愛いね」
朝陽さんに抱きつこうとしたのを止める
「触るな!ばカイ」
「なーにーやきもち?可愛いねぇ。星夜」
わしゃわしゃ人の頭を撫でる
カイは見た目とのギャップが半端ない。
どうみたってクール系のイケメンなのにそれは仕事の時のみ。普段は基本ヘラヘラしてるし先にも言ったが可愛い物好きで家の中はやたら可愛いもので溢れている。一部屋はカイの趣味である女装グッズで埋め尽くされている。
俺も昔はよく女装させられていた。今はでかくなり可愛くないとのことで解放された
「朝陽くん。今日こそこれ着て!!」
朝陽さんに初めて会わせたときから頻繁に女装を勧めてくる。これまでうまくかわしてきたのだが…とうとう折れた
「わかりました…一度だけですからね!」
「うん!一度だけね」
朝陽さんの女装を実は俺も見てみたいというのは秘密だ
「できました…」
ともだちにシェアしよう!