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第141話
今日は俺も神楽坂先輩も仕事で朝陽さんの側には誰もいない。
これまで何ともなかったので気を抜いていた。
…その日を境に朝陽さんとの連絡が途絶えた。
華稜院グループと神楽坂グループのありとあらゆる手を使い探す。だがまだ見つからなかった。
探し始めて二週間。何の手懸かりも掴めないままに過ぎていく
最後に朝陽さんを見た者を見つけ出したが何の情報ももらえなかった
「朝陽さん…どこに…」
そんなとき仕事用のスマホに連絡が来る
「相馬さん?華稜院さん見付かりましたか?」
「あんた誰だ?」
「今から言うところに華稜院さんいるから」
そう言うと電話は切れ地図が送ってきた
念のため神楽坂先輩と朝陽さんのお父さんへ連絡を入れ送られてきた場所へ向かう
そこはもうずいぶん長いこと使われていないだろう廃ビルだった。
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