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第151話
いつの間にか気を失ったのか外は白み始めていた。
昨日の行為の残骸が足元に広がっている。独特な匂いに嘔吐した。何も食べていないので胃液しか出ず苦しい
「おはよ。俺のお姫様。あれ?吐いちゃった?悪い子」
そう言うと腹に蹴りを入れられた
「っ…」
「その顔。可愛い…」
そう言うと乱暴なキスをしてくる。出せる力で思い切り舌を噛んでやると僕を一睨みし殴ってきた。
「朝陽。照れてるの?照れても噛んじゃダメだよ」
「…」
「俺今日2限目からだからまだ時間たっぷりあるよ。朝陽が欲しいものあげる」
そう言うとまた無理矢理に捩じ込んできた
「…」
そして満足いくまで律動を繰り返した。
「じゃ行ってきます」
そう言うと額にキスを落として去っていった
その後僕を拘束する鎖をガチャガチャ揺らしてみるがやはり外れる気配はなかった。
皆心配してるよね…でもどうすることもできずに項垂れた
「せいくん…」
涙が溢れて止まらなかった
せいくんの大きな腕に抱かれたい。あるはずのない温もりを求めるが鎖で繋がれた腕は空を掠めるだけだった。
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