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第153話
朝陽side
毎日手を変え品を変え僕を責め立てる。
催淫剤は当然毎日使われるし、時には無理矢理に汚物を出させられることもあった。部屋の中は汚物と2人の欲望と僕の体から出た血液、食べ物の匂いが入り混じり常に吐き気を催していた。
勿論食欲が出るわけもなく食べられず戻したものが散らばっていた。
片付けもしてはくれるが回を重ねる毎にこびり付き、匂いはなかなか取れなかった。
腕や足、背中や腹には切り傷や打撲痕が所狭しとつけられ身体中が痛かった。
いつしか僕の体は血に染まり抵抗することさえ困難になりされるがままになるしかない。
僕はどうなってしまうんだろう?
このまま死んでしまうのだろうか?
せいくんに会いたい…会って抱きしめて欲しい。
願いは叶わないのだろうか。
せいくんもこんな目にあっていたのだろうか。
もしそうであるならばせいくんが意識を保つことが出来ていたことにこんな時に感心してしまう。
もう思考回路が壊れてしまったのか。
自分が今どんな表情でここにいてどんな表情で彼を受け入れているんだろう
快感に身を委ね声を上げているのだろうか?
彼を欲しくて強請っているのだろうか
僕は生きているのだろうか?それとも死んでいるのだろうか?
死んでいた方がまだましなように思える
もう外の様子なんてわからない。ずっと薄暗いところにいたからか視界がぼやけてしまいもう彼の顔さえ見えないほどだ
今日もまた扉が開く。身を震わせる
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