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第157話

朝陽side 「あなたが戻ってきてくれて良かった」 我が子のように喜んでくれるくるみさんに涙が溢れた 「大丈夫よ。星は強い子だから。大丈夫。だから安心してあなたは休んで。そして元気になって星の側にいてあげて。あなたがこのままだと星が目覚めたとき悲しむから」 自分も辛いはずなのに必死で気丈に振る舞うくるみさん。涙を堪え僕を励ましてくれるくるみさんは強い人だと思った。 くるみさんを少しでも安心させたくて頷いた。 「じゃ戻ろうか」 もう一度頷き部屋へ連れていってもらった それから約一週間。せいくんはまだ目を覚まさない。 僕は何とか食事をとれるようになりリハビリが始まった。 ビルに閉じ込められていたとき歩くことをしていなかったため筋肉は落ちうまく歩けないでいた。 辛いリハビリを耐えやっと自分の足で立つことができ、ゆっくりだが歩くことも可能になった。

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