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第220話

カイside 「んあっ…カイ…キスしたい…カイの顔みたいんっ…」 「ごめん。今は無理…沢山啼いてよ…俺のために…ねぇ…星夜…俺のことだけを考えて…俺で頭一杯にして…ん…星夜ぁ…」 今だけ…俺のことだけを思って…俺で頭を一杯にして…少しでも俺のこと覚えていて… 「んあぁっ…カイ…カイ…あっ…あん…いやぁ…カイ…何で…カイ…んっ…あっ…はっん…」 星夜が何度目かの絶頂を迎える… 「星夜ぁ…愛してる…大好き…」 背中にキスをした 「カイ…ねぇ…」 「ん…?どしたの?…」 「カイ…は…ずっと側にいてくれる?」 「何それ…?変なの…当たり前…じゃん…」 星夜の思っても見なかった言葉に答に詰まった… 「ねぇ…カイ…顔みたい…」 今は見ないで…もう少し…待って… 「だぁめ…」 ぐったりしていた星夜が突然身を捩り俺を組み敷いた 「ダメ!今は見ないで」 顔を見られたくなくて両手で覆った。でも星夜は許してくれなかった そしてそっと手をどける 「カイ…何で…そんな顔してるの?…」 こんな顔見せたくなかった…星夜が気に入ってくれていたいつも笑ってる俺でいたかった…でももう耐えられなかった…

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