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第224話
朝陽side
「朝陽大丈夫?」
「ごめん…心配かけて…」
「水飲もっか」
「ん。ありがと」
どうやら倒れたようだった
「頭打ってなきゃいいけど…何かあれば言えよ」
「わかった」
「…朝陽…やっぱ何かあったんだろ?」
「何もないよ…疲れただけだって言って…」
十夜が僕の言葉を唇で塞ぐ
「朝陽…何年一緒にいるって思ってるの?そんなのウソだってわかるよ」
「十夜…」
「なんでも話して?俺たち…親友…でしょ…?」
十夜の表情は真剣だった
「…今日…せいくんと会った…」
「星夜と…」
「せいくん2年くらい前には帰国してて…今デザイナーしながらスタイリストをしているんだって。今日僕の担当の子が来れなくなって急に呼ばれたみたいだった」
「そっか。元気してた?」
「うん」
「…それだけじゃないでしょ?」
「…」
「…」
長くて重い沈黙が続いた
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