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第225話

十夜side 美那が死んだ…酷い死に方だった…。 美那の亡骸は見ることは叶わなかった。あまりにも状態が酷いということで水琴さんが見ないで欲しいと願った。 そうしている間に美那の四十九日法要を終えた。 自暴自棄になっていた俺はその日親父の病院から薬品を持ち出した。 美那の後を追うために… 最後にずっと一緒にいた朝陽の顔を見ておこうと思い朝陽のマンションへ向かった。 朝陽はまだ帰って来ていなくて日付も変わろうとしていた 朝陽と会うことを諦め立ち上がろうとするが肌を刺すような寒い日だったからか立ち上がれなくなっていた 膝を抱え震えを抑えようとする 車のドアの開閉音が聞こえた 目線だけあげると人影が見えた。 よく見慣れた幼馴染だった 「朝陽…」 朝陽が立ち止まり目を見開く 「十夜。どうしたの?」 いつも見ていた優しい顔だった 「上がって」 朝陽に支えられ立ち上がり後をついていった

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