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第238話

カイを抱き締めたままで起きた朝はとても温かだった。 ぎゅっと抱き締め直してカイの空気を吸い込む…勇気をくれてありがとう。 髪にキスを落とした。 カイは俺にとっては特別な人でそれはこれからも変わらない… 何かあればまた甘えてしまいそうだけど許してね…カイ。 「おはよ。星夜」 起きたカイの顔はスッキリとしていた 「星夜。頑張ってね」 朝食を一緒にとる。朝早くから仕事へと出掛けたカイを見送った 関係は多少形を変えてしまうかもしれない。でもきっと大丈夫… カイと離れることはないだろうと変な自信があった。 スマホを握りしめ何度も朝陽さんの連絡先を表示しては消してを繰り返す。 意を決して通話ボタンを押した 1コール鳴り終わる前に相手は電話に出た。 「せいくん…」 声が震えていた。 「朝陽さん…お話があります…時間取れる日ありますか?」 「これから大丈夫。今日はオフだから」 「じゃあ会ってくれますか?」 「はい」 最後に一緒に食事をした夕燈さんの店で会うことになった 夕燈さんはとても心配そうに俺たちを迎えた

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